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『 御心の月 』
ラファエル 松本武三 神父
 5月の聖母月から、御心の月6月へ。時の流れの早い事。なのに、私は、何もしない愚かな怠け者。 だから、何処までもゆるし、受けとめ、導いてくださる愛の方、マリアさまに、イエスさまに、心を向けて、素直に、こんな駄目なわたしですが、お守りくださいと祈らないと。
 弟子のペトロが、ある時、イエスに尋ねられた。兄弟のあやまちを何回赦すべきでしょうか。7回までですか。
イエスは、その時、ペトロに言われます。7回どころか、7の70倍までも赦しなさいと。驚きの有難さです。
だから、こんな愚かな怠け者のわたしのような者が、まがりなりにも42年間、司祭生活を続けて来れたのだ。 イエスさまが赦してくださり、くよくよするな、ありのままに、素直に喜んで生きればいいと、言っておられるのだと信じていられるからです。でないと、今の自分はありませんから。

 そしてまた、イエスのみ心は、どこまでも一途で純粋、幼子のような平和な心の方。
だから、放蕩息子のたとえや、十字架上で犯罪人の一人に言われた「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」の言葉などは、わたしのよりどころ、命の泉、救いの宝物。
 そして、「父よ、わたしの霊を御手に委ねます」と言って息を引き取られたイエスさま。ミサに集う私たちが、一番イエスに倣いたい心のように思う。

 小さなことにこころ乱され、互いに裁き合う、弱い私たち。御心の月は、「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい」と、イエスさまが、わたしたちを呼んでおられるのだ。
 皆さん、喜んでと、ミサに集い、小さな祈りを捧げ合い、愛の心が、育つように祈りましょう。アーメン。
(9年ほど前 広島の原爆ドームに行った時のマイ・スケッチです)