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ロザリオ・光の神秘 
ラウレンチオ 小池二郎神父
 五月は聖マリア様の月であり、現在、ロザリオの年が進行しています。
ロザリオとは
 岩波の「広辞苑」でロザリオを調べました。
 「(ポルトガル語から)ローマ教会の数珠(じゅず)。念珠(ねんじゅ、または、ねんず)。 また、その珠(たま)を数えながら主祷文15回、天使祝詞150回、栄誦(えいしょう)15回を唱える祈り。 コンタツ。ロザリヨ。どちりなきりしたん『御母サンタマリアの―と申すは』」
 日本語のロザリオという言葉は直接にはポルトガル語から来たのでしょう。 しかし、それがラテン語のローザ(ばら)からきたことは確かです。 しかしロザリオはお祈りの一つ一つをばらの花にたとえたためか、 手に持つロザリオをばらの実で作ったためかははっきりしません。 コンタツは最近まで長崎などでよく使われた言葉ですが、これはポルトガル語の「数える」から来ています。
 ロザリオの起源は、普通、聖母マリア様が直接、聖ドミニコ(1170年頃‐1221)にこのお祈りを教えられたことによるとされています。
 教会公認のルルドのご出現(1858年)にも、ファチマのご出現(1917年)にも、 聖母はロザリオを持っておられましたし、ロザリオを唱えることを聖ベルナデッタと三人の牧童にお命じになっています。
 また、現在、ロザリオを語るとき、聖ピオ神父(1887−1968)のロザリオに対する熱意を避けて通ることができない気がします。 神父は昨年6月16日、亡くなられてから34年という異例の速さで聖人の位に挙げられましたが、 同神父は大変な数のロザリオの祈りを毎日唱えられたと伝えられています。
 教皇様が、昨年10月16日、ロザリオの三つの奥義に第四の奥義、「光の奥義(神秘)」を加えられました。 新しい千年期における教皇様のロザリオへの期待がうかがわれます。
20奥義(20連)
 ロザリオの特徴は、口で祈りを唱えること、指で珠(たま)をつま繰ること、 念祷あるいは黙想を心ですることが一つになっていることです。
 主な祈りは、広辞苑にあるように、これまでは、15回の主祷文(主の祈り)、150回の天使祝詞(聖母マリアの祈り)、 15回の栄唱でしたが、昨年10月からは、それぞれ20回、200回、20回になりました。 それに、最初に、以前も今も変わりませんが、ロザリオの十字架を持って使徒信経(使徒信条)を唱えます。 使徒信経については、洗礼式の時の短い信仰宣言でもなく、 ミサ中のニケア・コンスタンチノープル信条でもなく、中間の長さの使徒信経を唱えることが一応の決まりです。
 私見では、お祈りは古いものでも新しいものでも、どちらでも良いと思います。 しかし皆で唱えるときは、教会全体の一致のために、新しいお祈りで唱える方がよいと思います。  光の奥義の第5の奥義は、ミサ(感謝の祭儀)の制定の場面です。 これはあまりにも豊かな場面で、反って黙想が難しく思える危険もあると私は思います。 マリア・ワルトルタ著「受難の前日」(あかし書房)などの読書は、勿論役立ちますが、 必ずしも必要ではありません。 時々、コリントの教会への第1の手紙11章23節‐26節、ルカ22章7節‐23節、 マルコ14章12節‐26節、マタイ26章17節‐30節から一個所、また、ヨハネ13章のイエスが使徒の足を洗われた話と、 それから17章の終わりまで続く告別説教の一部分などをお読みになることをお勧めいたします。
 20の奥義(20連)については、お祈りは別にして、事柄だけは暗記することをお勧めいたします。 私見では、電車の中はロザリオを唱えるのに良い場所ですが、 奥義の暗記にも良い場所だと思います。阪神甲子園と梅田の片道か往復で、 大方、20の奥義を暗記することができるのではないでしょうか。
   ところで、ロザリオはすべての信者の祈りですが、小学生とか中学生とかが、 自発的に、毎日、たとえ一連でもこれを唱えるなら、その子の信仰は、間違いなく堅く守られ成長するのではないでしょうか。