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『祈れ、働け』
ラファエル 松本武三 神父
 甲子園教会の一階ホールの壁に掲げられている聖ベネディクトの言葉、「祈れ、働け」。トラピスト修道院の 精神。8月の終わり、その北海道の函館、「灯台の聖母男子トラピスト修道院」を訪問します。楽しみ。

 20年前、ここで一年間過ごした恵み豊かな日々が懐かしい。生涯をここで生きる修道者たちの祈りの声の響きに包まれる恵みは、 それは格別なものです。数年前に訪れた時、緑が深まりましたねと言うと、側にいた一人の修道者が、 ポツリ一言「神に委ねるものは、みな成長します」と。 返す言葉を失った。観想者の呼吸の声です。

 トラピスト修道院の生活は、シンプルそのもの。3時半の起床から、夜8時の就寝まで、沈黙のうちに、祈りと労働と読書。 都会の生活に疲れた者が訪れると、自然が、祈りの声が、疲れを癒してくれます。

 灯台の聖母修道院は、山の中腹にあり、裏山のルルドからの眺めは最高。修道院の向こうにひろがる津軽海峡、 そして、青森の下北半島が望めます。一日ぼんやりしていても飽きない。

 以前行った時の思い出のスケッチです。右は、裏山の新しいルルドからの眺め。左は、旧ルルド。 旧ルルドは、フランスのルルドよりも素敵だったけれど、山道が壊れて、訪問者に危険なので、今の場所に移動されたのです。 確かに、途中、熊が出るのではと思える感じだった。そして、新しいルルドの祝別式の時を思い出します。
 普通、こんな大きな工事は業者に頼むものですが、修道者たちが、こつこつと造り上げた。 祝別式の時、聖母像を祈りながら、聖歌をささげながら運んだ。今回も、マリアさんに、弱いこの司祭も、喜んで歩めるようにお願いしよう。 この修道院に、阿波野さんのお父さんの句碑があるとのこと、見つけて祈ります。アーメン。
旧ルルド・裏山の山道を歩いて(1989年)
裏山の新ルルドから修道院・津軽海峡を望む(2003年)
『 詩(トラピストのルルド) 』
人は誰でも
自らの人生の山道を登ります

道であるキリストに導かれて
道端に咲く野のユリは
道に迷うわたしを照らす
マリアのともしび
いつもマリアがたたずみ
呼びかけてくださる

みことばにゆだねなさい
あなたの一歩一歩が
ロザリオの珠になるようにと
灯台の聖母トラピスト修道院(函館・2009年)
何年かぶりかな
なつかしい心のふるさと灯台の聖母トラピスト

聖堂の静けさに身をしずめ
澄んだ祈りの声に包まれわたしの魂よみがえる

イエスさま
おろかで弱いわれなれど
どうかわたしを使ってください

マリアさま
お守りくださいいつまでも
アーメン