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『われ、世に勝てり フランシスコ・吉を祝う』
ラファエル 松本武三 神父
 「日本26聖人、われ世に勝てり」、80年も前の昭和6年に作られた白黒の無声映画が話題になりました。 私の学生の頃の大スター、東映の片岡千恵蔵が、わが甲子園の守護聖人、フランシスコ・吉役で出演していた。 長崎・浦上の一人の信者さんが、今のお金に換算すると6億円にもなるという大金を出資して、 有名なイエズス会司祭、ヘルマン・ホイベルス神父が脚本を書かれ製作された映画です。 アメリカやヨーロッパにまで行って、上演したとか。その頃、日本は軍部が強くなり、 映画を外国に持ち出すことが、許可されないので、軍部にまで行って、「殉教者たちは真理のために命を惜しまなかった。 これこそ、皆さんの説くヤマト魂じゃないですか。」と言って説得されたとか。
 昔の先輩たちはスケールが大きいですね。 そして、魂の確信、覚悟があったのですね。 今、教会は、震災以来、新生の心で生きる ようにと、呼びかけ続けられていますが、 少なくとも、わたしは「笛吹けど、踊らず」 の状態です。それに不満を感じられている 方もおられることでしょう。
 甲子園教会は、日本26聖殉教者の一人を守護聖人としていただいている共同体です。
 わたしは、何よりも、主日のミサに集うことの大切さを、 その祈りのうちに生きる神さまとの交わり、聖霊の息吹きに、清められる有難さから生まれる証しの喜びを互いに受けとめられるように心がけています。 そこには、喜び、笑顔があるものです。 何となく、人の声を気にしすぎる遠慮、人の業が強い気がしています。
 皆さん、イエスさまがともにいてくださる安心感をもっと見つけましょう。 そして、今年のテーマを黙想し、育て、感謝の歩みをしてまいりましょう。アーメン。 嬉しくて、
マリアさんに捧げ感謝した。