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2020年8月15日 聖母の被昇天「ミサのメッセージ」
アウグスチノ 川邨 裕明神父
 マリアは、年を取っているにもかかわらず洗礼者ヨハネを身ごもったエリザベトと出会い、自分が聖霊によって身ごもっている事実を確認します。 自分が宿しているのは救い主であり、神様の子どもなのだと理解したのでした。その日から、マリアは神の母としての道を歩み始めたのです。
 マリアはイエス様を出産した後も、イエス様と共に生き抜きました。イエス様が十字架に挙げられた日、マリアはその傍らにいました。 マリアの歩みはそこで終わったのではありませんでした。聖霊降臨は、教会の誕生と言われています。 聖霊降臨を描く宗教画には、マリアを中心に集まっている弟子たちの上に聖霊が下っている様子が描き出されています。 使徒言行録には、「弟子たちは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせて祈っていた」(1:14)と明言されています。
 十字架の日から復活したイエスに弟子たちが出会うまで、イエスを裏切ってしまった自分たちの情けなさに涙する弟子たちをマリアは母の祈りで支えたのです。 聖霊降臨を通して生まれたばかりの教会を、マリアは優しい祈りで支えられたのです。 そのことからマリアは教会の母になられたのです。教会の母として生涯を閉じたマリアを、天におられる父なる神様は、被昇天という形で天に迎えられたのです。
 マリアは今も教会の母として、祈り続けておられます。教会の母である聖母マリアを尊敬し、その取次ぎを願って、今日も祈りましょう。