11月1日『週報』より
神戸拘置所のクリスマス会に向けて、ビデオ収録を行いました。
例年は施設のホールで舞台の上から行っていましたが、今年は新型コロナの影響で一部を除いてビデオ上映にすることになりました。
恒例のルーテル神学校(神戸市)のハンドベル・讃美歌合唱、加藤ヒロユキ氏の歌唱も録画しました。
今年はそれだけでなく、ビッグバンドによる「ザ・クリスマス」の演奏と歌、ヘンデルのメサイヤからの独唱が加わり、出演者は30名を超えました。
出番ごとに交代しても施設の狭い舞台には並びきれません。
リアルでは到底実現できないことが可能になりました。
編集作業中ですが、出演者の想いはきっと受刑者の心に届くはずです。
11月8日『週報』より
★諸聖人の祭日ミサを日曜日に祝うことは非常に珍しいことで、2015年以来です。
そして、11月2日は死者の日です。平日になりますので、今日、諸聖人と共にお祈りします。
★芦屋と甲子園を兼任するようになって、葬儀の回数が増えました。両教会ともに例年より多いと感じます。
通夜をなくして葬儀ミサ・告別式のみを行う、家族葬が増えています。
★葬儀においては、できるだけご家族に会い、個人に関するお話を聞いて説教に生かすようにしています。
それでも、亡くなる前にお会いしておきたかったと思うことがあります。
老人施設や病院が新型コロナウイルスのために面会禁止になっていることもありますが、できるだけ皆さんとお会いしたいと願っています。
訪問を希望される方は、気軽に声をかけてくださいね。
11月15日『週報』より
今年のプロ野球が終わってしまいました。
新型コロナの影響で開幕が遅れ、遅い時期まで試合を楽しむことができました。
火の玉ストレートで有名な藤川球児の引退セレモニーは、目頭が熱くなりました。
最後の甲子園での登板、グラブには「応援ありがとう」と刺繍が縫い込んでありました。
ファンをはじめとするタイガースを愛するすべての人の想いが込められたストレート、打たれるはずがありませんと、火の玉ストレートの秘密が語られました。
私も神様の愛がこもったストレートな説教を、信徒の皆さまのど真ん中に投げ込めたらと思いました。
せっかく甲子園にいるのだから、来年はライトスタンドから応援したいものです。
11月22日『週報』より
神戸市立博物館で公開されているフランシスコ・ザビエルの肖像画を観に行きました。
無料公開の日ということでラッキーでした。
実は実物を見るのは初めてでした。
普段はカットされて見ることができない部分もゆっくりと観賞できました。
この肖像画は、大阪府茨木市千提寺の民家から出てきたもので、先代の大阪教区長だったレオ池長潤大司教の父、池長孟氏が入手して世間に知られるようになったのです。
徳川幕府による禁教令が厳しさを増す時代、宣教師をはじめとする司祭が日本から消えミサが途絶えるなかで、ひそかに守り続けられた肖像画です。
役人に見つかり処罰される危険を冒してでも、自分たちの大切なものとして守り通してきた先人の苦労のしみ込んだ肖像画に、時間を忘れて見入っていました。
11月29日『週報』より
主の降誕を迎える準備の季節に入りました。今年も待降節黙想会を企画しました。
コロナ禍で、講師をお呼びして長い時間みんなが集まってするのは無理との判断で、ベスコ神父さん(ザべリオ会)に無理を言って、約30分のビデオ録画にしました。
甲子園教会は12月6日、芦屋教会は12月13日のミサ後にそれぞれの聖堂で上映します。
一足先に拝見させていただきましたが、内容はとても深くその上分かりやすく素晴らしいの一言です。
YouTube(カトリック芦屋教会のチャンネル)にもアップします。
ぜひご覧ください。
また、日曜日と、平日にゆるしの秘跡を受け付けますので、ぜひお受けください。
と言っても、知っている主任司祭に罪の告白はしにくいでしょうが。