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2020年12月24日 B年 主の降誕 「ミサのメッセージ」
アウグスチノ 川邨 裕明神父
【夜半のミサ】
「主の降誕おめでとうございます」
今年は特にイザヤの預言、「闇の中を歩む民は、大いなる光を見、死の影の地に住む者の 上に、光が輝いた」とのメッセージが心に響きます。 ▲幼子イエスは、貧しい馬小屋(家畜 小屋)でお生まれになりました。イエスによって光を見た民は、 病気のために社会から隔離 されている人に代表されるような社会的な弱者でした。 ▲クリスマス、新型コロナウイルス の感染拡大によって苦しんでいる人のところへ、主イエスはお生まれになるのです。 そこに 大いなる光がもたらされるのです。
【日中のミサ】
「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。万物は言によって成った。成 ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。」 ▲世界の創造は、神の言葉によ るものでした。「光あれ」と神の言葉が響くと、そこに光が現れました。 神は、ご自分が造 った人間とともに住むためにこの世界をお創りになったのです。 ▲福音記者ヨハネによると、 お生まれになったイエスは神の言葉でした。この神の言葉は、語るだけでなく「私たちの間 に宿る」、 つまり人間と共に生きる言葉だったのです。▲言葉の軽い時代ですが、イエスは いまも私たちの間に生ける神の言葉として共にあり、私たちを変え続けられるのです。