05月02日『週報』より
「二度あることは三度ある」と言いますが、三度目の緊急事態宣言が発令されました。
5月11日までとのことですが、連休中の人の流れを止めたいわけです。
大阪教区もこれに応えて公開ミサを中止にしました。
自粛疲れとでもいうのでしょうか。
「そんなに家にいてられへんやんか」、「いつまで続くのか?」とか、「予定も立てられへんやないか」、やり場のない怒りのような感情に支配されます。
しかし、そういうときこそ理性的な対応が必要です。大きな声で歌でも歌って気分を変えましょう。
あっ、そうか! カラオケも禁止でしたね。
気分転換もできませんね。どうしましょう!
05月09日『週報』より
鬼滅の刃の映画が全米でも公開されました。
予告編を観ると、鬼はデーモン(悪霊)と訳されていました。
鬼と悪霊はちょっと違うかなと思いながらも、上手に訳したなと感心しました。
現代のデーモンが新型コロナウイルスなら、鬼滅の刃の主人公、炭治郎が鬼となった妹を救うために治療方法を探し求める姿は、
新型コロナウイルスに立ち向かう世界に重なるのかもしれません。
そのあたりがアメリカでの大ヒットの要因なのでしょうか。
05月16日『週報』より
ドイツで医者をしている友人とラインでやり取りをしています。
ユーロ圏の中でもドイツは、新型コロナウイルスのワクチン接種が遅れているのですが、それでも医療従事者は90%、一般は35%の接種が終了しています。
注射を受けることに対する迷いはないと言います。
それに比べると日本の進み方は圧倒的に遅いです。
政府の責任だけでなく、薬害に対する警戒感もワクチン接種を敬遠する雰囲気を作っているかもしれません。
私自身も立場上、絶対に受けなければと思いつつもどこかで大丈夫か?との迷いもあります。
ワクチン接種が、様々な活動への参加の必須条件になるのでしょうか?
05月23日『週報』より
病者訪問などで高齢の信徒を訪問する機会があります。
話題の中心は、新型コロナウイルスのワクチン接種についてです。
予約はとれたか?どうやって取ったか?どこで、いつ接種することになったか?どこの会社のワクチンか?安全性は?副反応は怖くないか?話は尽きません。
ワクチンの予約はどこも満員状態のようです。
無事に接種が進めばよいなと思います。
予約と言えば、聖体拝領、ゆるしの秘跡、病者の塗油も予約を受け付けていますが、ものすごく空いています。
悪霊への感染予防にいかがでしょうか?
05月30日『週報』より
新型コロナワクチンの接種が始まりました。
すでに一回目の接種を終わり、二回目の予約を取れているという人もいます。
それほどひどい副反応もなく、順調だとの感想も聞かれます。このまま順調に進めばいいなと思います。
しかし、私には懸念があります。日本は同調圧力が強い国です。ワクチン接種をしなければ人にあらずのような事態が生じないかです。
受けよという圧力だけでなく、受けていなければどこにも行けず、どこにも入れないようなことにならないか心配です。
ワクチンハラスメント、略してワクハラ。アレルギーなどでワクチンを受けることができない人がいます。
そもそも接種は義務でも強制でもないはずです。受けない自由も認める社会であってほしいと思います。
ワクハラにはワクワク感はありませんからね。