4月3日『週報』より
芦屋教会とルナホールを会場に、今年も芦屋国際音楽祭が行われています。
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団のコンサートマスターを務めるバイオリニスト日下紗矢子さんが、出身の芦屋から世界へ音楽の輪を広げたいとの思いをこめて始められた音楽祭です。
昨年の演奏を聴いて、感動に身が震えたことを思い出します。ボランティアの熱意に支えられる小さな手作りの音楽祭が、芦屋から文化の風を巻き起こすことを願っています。
4月10日『週報』より
ウクライナにおいて、ロシアの侵略によって引き起こされた残虐な事件に心を痛めています。
故ヨハネ・パウロ二世教皇の平和を求める祈りを心をこめて祈りたいと思います。
偉大なる、いつくしみ深い神、平和といのちの主よ、あなたは苦しみではなく、平和のための計画をお持ちです。
あなたは戦争を非難し、暴力に訴える者の思い上がりをくじきます。
あなたは近くにいる者にも、遠くにいる者にも平和がもたらされるように、また、すべての人種、国家が一つの家族になるように、イエス
をお遣わしになりました。
被造界のすべての生き物をおびやかす戦争、暴力と死の連鎖を私たちは望みません。
神よ、この全人類の心からの叫びを聞いてください。
神の母マリアとの一致のうちに、今一度、あなたに請い願います。
人類の運命の鍵を握る人々が、復讐や報復の論理を用いないように、働きかけてください。
聖霊を遣わし、対話と忍耐、寛容と高潔さを通して、新しい問題解決への道を見出すことができますように。
これは、性急に戦争に向かうより、はるかに多く、平和の実りをもたらすからです。
私たちの主、イエス・キリストによって。アーメン
4月17日『週報』より
映画「ホテル・ムンバイ」を DVD 鑑賞しました。
インドで起こったテロ事件をもとにしています。
無抵抗の一般市民に銃口を向け、躊躇することなく引き金を引き、後ろ手に縛った人質を命令一つで射殺するテロリストの姿に恐怖を覚えました。
それがウクライナでは現実に起っているのです。
日々、ウクライナから伝えられている惨状、世界戦争に発展しかねないロシアの動きに対して、世界中から響いてくる、平和に向けた心からの叫び、祈りに心を合わせたいと思います。
4月24日『週報』より
医学の世界で「プラシーボ効果」があります。
本物の薬ではない偽薬を使って、治療効果を得ることを意味します。
「嘘も方便」という言葉がありますが、昨今のウクライナを巡る情勢では、
それぞれの陣営が出す情報を「フェイク(うそ)」と言い合っていて、どれが真実の情報なのかわからなくなってきています。
戦争と「うそ」は切っても切り離せない関係にあることは明らかですが、その嘘によって多くの人の命が奪われるなら大変なことです。
それでも叫びたいです。
「うそ」でもよいから平和を取り戻したいと!