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5月1日復活節第3主日
ヨハネ福音書は、復活したイエスが人々の前に現れる様子を、様々な形で語っています。今日の福音では、復活したイエスが三度目に弟子たちに現れます。 この出現によって、ペトロにそして弟子たちにある変化が現れるのです。
「漁に行く」と言って船に乗り込んだペトロは、イエスが愛しておられた弟子に「主だ」と教えられると、出会った人物がイエスだとわかりました。
ペトロ以外の弟子たちも、最初はイエスがわかりませんでした。 網を引き揚げることができないくらいの魚が取れることを体験し、復活したイエスから朝の食事(ミサ)に招待されて、「あなたはどなたですか」と質問する必要がなくなったのです。 イエスがそこにいることが分かったからでした。
食事の後、イエスはペトロにご自分を愛しているかを質問し、「わたしの羊の世話をしなさい」と命じられました。イエスはペトロにご自分の教会の世話を託されたのです。 復活したイエスの三度目の出現は、ルカ福音書でイエスが漁師だったペトロたちを弟子にされたとき、「人間をとる漁師にしよう」との言葉を思い起こさせます。
ペトロと弟子たちが導いてゆく教会は、イエスと共にミサを捧げイエスの死と復活を記念し続けます。 また、教会に集まる人々をイエスへの愛と同じ熱意をもって世話をします。そして、教会の外に向かっては、「イエスは復活した」と告げ知らせるのです。