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『聖パウロの年がはじまりました』
ラファエル 松本武三 神父
 聖パウロの年がはじまりました。何のことと思われるかもしれませんね。 聖パウロ生誕2000年を記念し、この一年間、聖パウロの真っ直ぐな信仰、福音宣教の熱い燃える魂に倣えるように、 生ぬるい信仰のリフレッシュをと、私たちひとり一人が招かれているのです。
 パウロは、若い時、ファリサイ派の高名なラビ、ガマリエルのもとで律法を学び、神の真理、 信仰を真っ直ぐに追い求めていたエリートでした。それ故、新しく生まれたイエスの教会を認めることができず、 ステファノの殺害に賛成し、ダマスコまで行き、キリスト者を捕らえようとします。そんなパウロの信仰の器をイエスは、逆に捕らえ、使徒の器に変貌させるのです。
 エリートが民を導く人間の器ではなく、小さなものを通して導く神の愛の器に。
 パウロ、ヘブライ語でサウロ。サウロとは、「求める」という意味ですが、イエスはそのサウロに答えられるのです、神の愛の秘密を。 有名なパウロの回心です。パウロにイエスは、アナニアという小さな弱い信者を遣わして答えられるのです。アナニアとは、「答える」という意味なのです。
 私たちひとり一人、イエスから、大切な使命をいただいているのです。マリアに倣って、喜んで仕えましょう。 そして、「わたしは、走るべき道を走り終え、信仰を守り抜きました。」という、 パウロの後を、私たちも歩めるように生きましょう。