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『パウロ年の実りは 聖霊の息吹き 』
ラファエル 松本武三 神父
 新型インフルンザに慌てふためく暮らしの中で、パウロ年を終えようとしています。
神の恵みの霊が、いつも新型インフエンザの拡がりのように、ひとり一人の心に注がれているのに、気づければ、何と幸いでしょう。
 久しぶりの教会バス・ツアーが延期になりましたが、私たちの信仰はリフレッシュされ、 キリストの証し人としての喜びを取り戻すことができるように、祈ってまいりましょう。

 パウロの回心と怒涛のような、信仰の拡がりは、まるで新型インフルエンザのように、世界に拡まっていきました。そのエネルギーを今の私たちが倣っていけるように、この一年をパウロの心にささげてきたのです。
 先日来、和歌山の田辺湾に、大きなくじらが迷い込んで、海に戻れないで、弱っているニュースが流れています。 何となく、今のわたし、教会の姿と重なりました。
だから、いただいた信仰を、味のない信仰にし てしまわないで、生きた生活の糧となるよう、生活の中での愛の奉仕に励み、また、聖書を味わい、祈りましょう。

 今月のスケッチは、姫路の淳心学院の中庭にある、ユニークな味のある聖母子です。
 淳心学院や姫路の教会は世界遺産、姫路城の中堀の石垣の中にあるのです。顔のない聖母子は、聖書に向う私たちの姿です。
 聖書を読み、祈り黙想する営みのうちに、聖母の顔が、幼子の顔が見えてくると幸いです。

 6月は御心、聖体の祝いの月です。
 ミサはいつも同じながら、でも飽きない。いつも新鮮。そうありたいですね。