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『待つことの喜び!』
ラファエル 松本武三 神父
 2011年度の教会の典礼暦が始まり、救い主を迎える待降節のキャンドルに明かりが灯りました。今年も イエスさまは、どんな生きる喜びの糧を用意してくださっているのでしょう。楽しみ。
 祭壇前の飼い葉桶に、幼子イエスを迎え、羊飼いのように、クリスマスを喜び祝うことが出来るように、 又、博士に倣って、幼子に捧げるプレゼントを祈りのうちに、汗を流して準備したいものです。
 教皇ベネディクト16世は、待降節を迎えるに当たって、全世界の信徒に、「いのちのための祈り」を捧げるように願われました。 甲子園教会も、教皇さまの意向に合わせて、 「主よ、あなたは信仰に満ちた母マリアの胎に、わたしたち人類をゆだねてくださいました。」と、 聖堂で心合わせて祈り待降節に入りました。
 皆さん、聖堂はマリアの胎なのですね。ご聖体のキリスト、幼子イエスは、わたしたちの祈りの糧を待っておられるのですね。 ご聖体拝領とは、幼子イエスを育てるわたしたちの祈り、愛の業、幼子からいただくわたしたちの生きる糧、愛の秘跡の糧なのですね。 マリアの愛の信仰、謙遜な仕える愛の業が幼子を育んだように、 聖堂で祈るわたしたちの祈り、それぞれの生活の場の愛の振る舞いが、幼子育む幸いな恵みとなりますように。
 ヨゼフとマリアに倣って、幼子の望みに、仕える力、愛が、一人ひとりの生活のうちに、育ちますように祈り、 パリ・ミッション会のグイノ神父の待降節黙想会から、 クリスマスへのよき恵みの糧をいただきましょう。
 待降節第一主日のミサで読まれたイザヤの預言のみ言葉、 「主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を、 主の光の中を歩もう。」は、何と夢のある有難い希望の言葉ではありませんか。 明日に向って、どのように過ごしたらいいのかわからないで悩んでいるわたしたちなのですから。
 皆さん、心のうちに、しっかりとこのイザヤの言葉を根付かせて、 悩み多い暮らしに、お米を育てるように、自分の生活がよきものになるよう、 心に主の光を灯し、祈り、よきクリスマスを迎え、祝いましょう。