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『時の記念日』
ラファエル 松本武三 神父
 6月は御心の月ですが、10日は「時の記念日」。「時計」と言う漢字は、時を計る、時を評価する、自分の生きる生活の時間を自分でどう評価しているのかと言った信仰の心そのものです。
 カトリック教会の信仰は、まさに、その「時を記念する」信仰そのものです。 一年365日、イエスの生涯とイエスのために生涯を生きた聖人たちを記念し、 その生きざま、教えを暮らしの有りようと結び付けて、その関わりの尊さ、意義を見つけて感謝し、喜んで生きる信仰なのですから。 特に日曜日は、大切な復活の日、主の日、救いの日、新たな始まりの希望の日。それで教会に集い、祈り、新たな心で一週間をスタートするのです。
 東日本大震災の大きな痛みの2011年は、生涯忘れることの出来ない年になりましたが、 イエスの十字架の死の悲しみが、救いの喜びの記念になったように、願わくは、東日本の大震災、原発の放射能問題が、 いつかよきものになるように、協力し合い、助け合って、心から祈ってまいりましょう。
 記念する心は、過去、現在、未来が一つになる喜びです。過去の辛い出来事が、今ではわたしの支えになり、明日に向って歩む力となると言った心です。 みんなそうなれるのですよと、イエスは十字架の苦しみの愛の贖いの業を捧げてくださったのです。
 それで教会は、毎日ミサをささげ、イエスの救いの業を記念し、いつの時代にあっても、一人ひとりの生活は、神さまとの関わりのうちに、 救いの恵みを、大切な使命の種をいただいていることを知り、「神さま、今日の一日与えてくださり、ありがとうございます。喜んでチャレンジします」と感謝して過しているのです。