『信仰年のクリスマスに向って』
ラファエル 松本武三 神父
信仰年、2013 年のクリスマスに向って待降節に入りました。そして、甲子園教会・創立50周年の記念の年でも
ありますから、皆さん、『救い主がおいでくださった、何と有難いこと嬉しい!』と、心からお祝い出来るよう祈り
ましょう。
この絵は、スペイン・セビリア生まれのバルトロメ・ムリーリョの有名な『羊飼いの幼子礼拝』の絵です。
ムリーリョは、14 人兄弟の末っ子で、幼い頃に両親を亡くし、姉夫婦のもとで育てられたそうですが、ムリーリョ
の美しい絵は、親を慕う魂の愛の溢れのように思えます。
家畜が、人の奴隷として、人に仕えるためのエネルギー、食べ物となる飼い葉が、幼子イエスの暖かなベッドに
なって、幼子は、すやすやと眠っています。そして、ヨゼフとマリアが、羊飼いたちが、牛や羊が、幼子イエスを
見つめながら祈っています。何とその表情のおだやかな、瞑想するやすらぎの表情でしょう。私たちの良き模範で
す。
パンの家という意味の「ベツレヘム」の村にある人に仕えるための家畜のパンの家「うまや」。その人に仕えるた
めのパン、エネルギーとなる「飼い葉」の中に、人に仕える救い主、幼子キリストがすやすやと眠っておられる。
信仰年を過ごす私たちです。主日のミサで、ご聖体をいただいて、これで、何があっても負けることがない、頑
張っていけると、感謝する心が素直に育っていますか。神は加えてくださるという意味のヨゼフは、愛される者と
言う意味のマリアを人の思いではなく、天使の声を信じ、妻として迎え、生まれた幼子に、救いという意味のイエ
スと名付け、聖なる家族を私たちに、贈ってくださいました。
皆さん、甲子園カトリック教会は、50 周年を迎えます。幸いの教会であれるように、頑張りましょう。アーメン。
