『子どもたち、聖堂に集い、イエズスさまに会おう!』
ラファエル 松本武三 神父
子どもたちも、みんな勉強、クラブなど、学校が忙しくなり、教会の日曜学校に、集まることが難しくなって、
聖堂の小さなパンのイエスさまが、「寂しいよ、みんな来てよ」と呼んでいるよ。
子どもたち、時間を工夫して、聖堂に集まり、「イエスさま、こんにちは」と、声をかけ、イエスさまを、
喜ばせてあげようよ。それに、リーダーの榎並パパが、お仕事で東京に行かれた。だから、みんな、頑張っているよと、
リーダーも頑張ってと、声をかけ、安心させてあげようよ。
ところで、子どもたち。キリスト・フォロと言う、聖人のこと知ってる?
英語でクリストファー。アメリカ大陸を発見したコロンブスの洗礼名が、このキリスト・フォロなのです。
キリスト・フォロの名が知られ、愛されるようになったのは、ある逸話からです。それはこんな話です。
昔々、レプロボという大男がいました。彼の仕事は運び屋。体力を活かして、荷物や人を担いで、川に入り、
向こう岸に運ぶ仕事でした。体力がいる割りは、収入は乏しく、冬の厳しい寒さの時など、仕事とはいえ、川に
入るのは、たいへん辛いことです。
ある日のこと、一人の少年がやってきて、向こう岸に運んでほしいと頼むのです。
レプロボは「子どもか、お安い御用」と、ひょいと子どもを肩に担ぎ、いつものように川に入っていきます。
ところが川の中ほどに来て、沈みそうになるほど重く感じるのです。
どうしてこの子はこんなに重いのか。その時子どもが、丸い玉を見せるのです。丸い玉は地球。
重いはず、地球を手にする、地球の命を救うキ
リストさまなのです。
地球を手にする少年イエスを向こう岸に運んでから、レプロボのこころの中で、何かが変わるのです。
俺は今まで、人にえらそうに言われながら荷物を運ぶ、つまらない仕事。生きるためには、仕方ないと思ってしていた。
でも違うぞ。「俺の仕事は、キリストさまの荷物を運ぶ尊い仕事なんだ。」。
しかし、レプロボの仕事は、今までと同じで、合いも変わらず、人や人の荷物を川に入って、向こう岸に運ぶだけなのですが、
こころの思いが変わったのです。
これからは、人を担ぐ時、キリストさま担いでいるのだ。荷物を運ぶ時、キリストさまの荷物を運んでいるのだと思って仕事をしよう。
それで名を変えるのです。レプロボからキリスト・フォロに。
キリスト・フォロとは、キリストを運ぶ人、担ぐ人という意味なのです。
この話、たんなる伝説でなく、ひとり一人の生き方への問いかけ、意向、志しの大切さを教えてくれるものです。
子どもたち、ひとり一人が、大きくなって選ぶ道は、キリスト・フォロ。イエスさまが喜ばれ、君の幸せな道となるように、これからも聖堂に集い、祈り、頑張りましょう。 アーメン。

