『聖堂は、うまや!』
ラファエル 松本武三 神父
聖堂は、イエスさまの命の船。うまや。人に仕える命の憩いの家。
赤いランプのそばにある聖櫃は、飼い葉桶。飼い葉桶にすやすや眠る幼子イエスのように、
ご聖体の小さなパン、キリストが、私たちの訪れを待っておられる。
クリスマスの夜、羊飼いが、うまやを訪れ、飼い葉桶に眠る幼子に祈り、喜んだように。
また、東方の博士たちが、星に導かれ、ベツレヘムのうまやの飼い葉桶に眠る幼子に、
黄金、乳香、没薬を捧げて、喜んで祈り帰っていったように、私たちの心の思い、聖歌、
祈りを待っておられる。
うまやの牛や馬、羊の家畜たちは、人に仕え、働き、そして、殺され、食べられる。
イエスさまも同じように、人に仕え、盲人の目を開き、重い皮膚病を患っている人を癒やさ
れ、悪霊に取りつかれた人をきよめ、徴税人ザアカイをいやされ、でも、弟子たちに逃げら
れ、十字架に吊るされ、亡くなられた。
12歳の時、ヨゼフとマリアの両親とともに、ナザレからエルサレムの都に上った時、両親と
はぐれてしまいます。その折、マリアはイエスを見つけて、「お父さんも私も心配して探してい
たのですよ。」と。すると、その時、イエスは、「わたしが、自分の父の家にいるのは、当たり
前だということを知らなかったのですか。」と。
私たちも同じ。通常は、自分たちの思いで暮らしています。でも、日曜日、教会に行き、
祈ります。勝手な思いを、悩み、苦しみの心の思いを願い、祈り、祭壇のパンとぶどう酒が、
まことの愛の神の命になり、その聖なる変化の恵みを、鈴が鳴り、感謝して祝い、いただきます。
6月は、御心の月。まことの私たちの父なる神さまが、喜んでくださるように頑張ります。これからも、守り、お導きくださいますように。アーメン。
