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『主に生かされる喜び、幸いな恵みの年に』
ラファエル 松本武三 神父
 元旦の朝、うまやの祭壇を囲んで、神の母聖マリアを祝うことができ嬉しかった。感謝です。 うまやは、仕える者の家。フランシスコ・吉の聖堂に集い、祈り、出来る事を喜んで捧げ合って、今年も ともに歩みましょう。
 甲子園教会の今年のテーマは、『 主に生かされる喜びと共に歩もう 』になりました。 とても夢のある、味わい深い言葉ですね。教会共同体の信仰が深められるよう、喜んで、捧げ合いましょう。

 『主に生かされる喜び』。この言葉を、一番深く受けとめられたのは、ヨゼフに守られ、マリアに愛され、 うまやで生まれ、飼い葉桶の中で、スヤスヤと眠られた、幼子イエスではないでしょうか。
 イエスは、ヨゼフ、マリアに守られ、エジプトに逃げることが出来たけれど、ベツレヘムの幼子たちは、 自分のために殺された。
 そして、イエスが十字架に貼り付けにされた時、一緒に吊るされたあの二人の犯罪人。
 ・「お前は、キリストではないか。自分自身と我々を救ってみろ」とイエスをののしる犯罪人と、
 ・「あなたは、今日わたしと一緒に楽園にいる」とイエスの声を聞いた犯罪人は、
私たちの姿ではないでしょうか。

 祈りの心は、愛の心。うまやの祭壇は、今年のテーマ「主に生かされる喜びと共に歩もう」の心。 ミサに集った時、心のうちで思い、今どうしているのかな、元気と、飼い葉桶に、スヤスヤと眠る幼子を 見つめるヨゼフ、マリア、羊飼い、博士たちに倣って、祈り、助け合いましょう。